ニプロはワクチン無駄にならない注射器が注目され再び一段高

■「対応できるメーカーはごく少数」「政府から増産要請」と伝えられる

ニプロ<8086>(東1)は2月16日、一段高で始まり、取引開始後は9%高に迫る1415円(114円高)まで上げて2019年5月以来の1400円台に進んだ。

 新型コロナワクチン用の注射器について、針の根元に「液だまり」があるため薬液(ワクチン)が当初予定の1瓶6回接種に対し同5回に減ると伝えられている問題を巡り、薬液が無駄にならない「ローデッド型」注射器のメーカーとして注目されている。

 最近は、「筋肉注射用の長い針を含めて対応できるメーカーはごく少数で(中略)、日本ではニプロなどに限られる。ニプロはタイの工場で増産準備を進めている」(日本経済新聞2月14日付朝刊)と伝えられた。また、16日朝はテレビ情報番組で「政府から増産要請を受け即応体制を敷いた」などと伝えられた。(HC)

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