【株式市場】日銀総裁発言により円が反発し日経平均は高下し2日続落

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万46円36銭(49円94銭安)、TOPIXは1628.23ポイント(6.14ポイント安)、出来高概算(東証1部)は25億3522万株

チャート14 10日後場の東京株式市場は、13時頃にかけて自動車株や電機・精密株の一角が反発基調を強めたため、日経平均は一時168円62銭高(2万264円92銭)まで反発幅を広げたが、その後は日銀総裁発言などを要因に円相場が急激な円高となり、一時79円98銭安(2万16円32銭)まで下げるなど波乱含みになった。

 丹青社<9743>(東1)が株式分割が好感されて前後場とも高く、三井金属<5706>(東1)はJPモルガン証券の資源株への好評価などが好感され、米久<2290>(東1)は業績予想の上方修正が好感されて後場も高い。ASJ<2351>(東マ)はクレジットカードの世界最高クラス基準の認定取得が好感されてストップ高となり、ペプチドリーム<4587>(東マ)は株式分割などが好感されて急伸し、エムケイシステム<3910>(JQS)はマイナンバー取得代行サービス開始とされて急伸。

 東証1部の出来高概算は25億3522万株(前引けは11億8223万株)、売買代金は2兆9411億円(同1兆2896億円)。1部上場1885銘柄のうち、値上がり銘柄数は640(同1120)銘柄、値下がり銘柄数は1066(同602)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は8業種(同22業種)となり、値上がり率上位の業種は、鉱業、非鉄金属、電力・ガス、サービス、水産・農林、情報・通信、などだった。

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