【銘柄診断】アルテリア・ネットワークスは戻り試す、22年3月期増収増益予想、自己株式取得を発表

銘柄診断

 アルテリア・ネットワークス<4423>(東1)は、通信・インターネットサービスを法人向けおよびマンション向けに展開している。22年3月期は主要サービスが伸長して増収増益予想としている。中期的にも収益拡大基調を期待したい。なお6月25日に自己株式取得を発表した。株価は下値固め完了して反発の動きを強めている。自己株式取得も評価して戻りを試す展開を期待したい。

■通信・インターネットサービスを展開

 丸紅<8002>系で、自社保有の光ファイバ網を活用した各種通信・インターネットサービスを、法人向けおよびマンション向けに展開している。マンション向けの一括提供型インターネット接続サービスは首位である。

 中期経営計画では26年3月期に売上高800億円以上(M&Aを含めて1000億円)、営業利益150億円以上、時価総額2000億円以上を目指している。成長戦略として、マンションインターネットを基盤としたDX事業立ち上げ、その他基盤事業の成長加速、M&Aによる新規サービス拡充、ネットワーク資産の最適・最新化などを推進する。

 なおマンション居住者向けビジネス(D2C)で、SD-WAN技術を用いたマンションインターネットサービスConnectix(コネクティクス)を21年8月初旬から開始する。

■22年3月期増収増益予想

 22年3月期連結業績(IFRS)予想は、売上高が21年3月期比2.2%増の545億19百万円、営業利益が4.9%増の93億円、親会社所有者帰属当期利益が4.8%増の58億円としている。主要サービスが伸長して増収増益予想としている。中期的にも収益拡大基調を期待したい。

■株価は戻り試す

 6月25日に自己株式取得を発表した。上限13万株・3億円で、取得期間は21年7月1日~21年7月14日としている。

 株価は下値固め完了して反発の動きを強めている。自己株式取得も評価して戻りを試す展開を期待したい。6月25日の終値は1750円、時価総額は約875億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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