【株式市場】NY株高は好感されるが日経平均は朝方の186円高を上値にダレ模様

◆日経平均は2万8815円10銭(2円49銭高)、TOPIXは1949.97ポイント(0.49ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億3098万株

 6月30日(水)前場の東京株式市場は、NY株S&P500種の4日連続最高値などを受け、自動車株や機械株などが堅調に始まったが、米国景気への期待を映す鉄鋼、造船などは程なく軟調に転換。日経平均は取引開始後の186円38銭高(2万8998円99銭)を上値に値を消し、11時過ぎには一時32円85銭安(2万8779円76銭)まで軟化する場面を見せ、前引けは小幅高。TOPIXも堅調だった。

 中外製薬<4519>(東1)が活況高となって日経平均を11円引き上げ、前引けの日経平均プラス転換を支え、新型コロナ「カクテル療法」の承認申請などに注目集中。パシフィックネット<3021>(東2)は「ウインドウズ11」登場への期待などが言われて活況高。メルカリ<4385>(東マ)は22年4月からの東証新市場区分で東証1部銘柄クラスの「プライム」基準を満たすとされて活況高。東映アニメ<4816>(JQS)は親子上場に関する思惑再燃とされ高値を更新。

 新規上場のプラスアルファ・コンサルティング<4071>(東マ)は取引開始から36分を経過した午前9時36分に公開価格2300円の18%高になる2720円で初値をつけ、その後2968円まで上げ、前引けは2751円となった。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億3098万株、売買代金は1兆4553億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1033銘柄、値下がり銘柄数は1027銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種が値上がりし、ゴム製品、金属製品、情報通信、サービス、その他金融、その他製品、卸売り、電気機器、化学、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る