【株式市場】空運・旅客株などは堅調だが日経平均は安いまま小動きを続け前週末比反落

東京証券取引所

◆日経平均は2万8598円19銭(185円09銭安)、TOPIXは1948.99ポイント(7.32ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく7億7429万株

■日経平均185円安のうちソフトバンクGが91円引き下げる

 7月5日(月)後場の東京株式市場は、日経平均が14時過ぎまで130円安前後(2万8650円前後)を上値に小動きを続け、その後、前場の安値(202円22銭安の2万8581円08銭)に迫る場面を見せて前週末比反落となった。日本航空<9201>(東1)やJR東海<9022>(東1)などは一段強含んだが、東京都議選で自民・公明の議席がが過半数に届かなかったため、秋の衆議院選で政局が不安定化すると見て手控える様子もあった。日経平均185円安のうちソフトバンクG<9984>(東1)が91円引き下げた。

 後場は、トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)が一段ジリ高となり、前回発表の月次動向が既存店売上高24%増だったため期待再燃の様子。岡本工作<6125>(東2)は次世代半導体素材の窒化ガリウム向け研削盤などが材料視されて再び上値を指向。上場6日目のコンフィデンス<7374>(東マ)、同9日目のアイドマM<7373>(東マ)は連日高値。INEST<3390>(JQS)は引き続き光通信への新株予約権発行などの資本業務提携が材料視されストップ高となり一段高。

 東証1部の出来高概算は少なく7億7429万株(前引けは3億9696万株)、売買代金は1兆7144億円(同8720億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は749(前引けは870)銘柄、値下がり銘柄数は1346(同1182)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは8業種)が上げ、値上がり率上位の業種は、空運、海運、陸運、サービス、不動産、非鉄金属、倉庫運輸、精密機器、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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