【株式市場】日経平均は後場低空飛行を続け終盤に軟化して4日続落

東京証券取引所

◆日経平均は2万7424円47銭(98円72銭安)、TOPIXは1915.63ポイント(9.35ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で9億5419万株

 8月17日(火)後場の東京株式市場は、前引けにかけて持ち直した三越伊勢丹HD<3099>(東1)が再びダレ模様になり、資生堂<4911>(東1)は「人流5割減」の影響が言われて引き続き軟調に推移。好業績で前場は高かった東京エレク<8035>(東1)は後場寄り後程なく軟調に転換。全体的に様子見ムードが漂う印象で、日経平均は一時軟化した後小高い水準で小動きを続け、大引けにかけて軟化し4日続落となった。TOPIXは2日続落。

 後場は、東陽倉庫<9306>(東1)や宇徳<9358>(東1)が一段高と上げて反発幅を広げ、第1四半期の好決算が評価し直される展開。明治海運<9115>(東1)や内海造船<7018>(東2)も四半期決算の再評価やアフガン情勢に起因する中東での船賃上昇観測などでストップ高。ロコガイド<4497>(東マ)とくふうカンパニ<4399>(東マ)は共同持ち株会社設立による経営統合が材料視され一段ジリ高。SEMITEC<6626>(JQS)は四半期決算発表の翌日から3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億5419万株(前引けは4億7379万株)、売買代金は2超685億円(同1兆72億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は613(前引けは983)銘柄、値下がり銘柄数は1478(同1080)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は6業種(前引けは16業種)で、値上がり率上位の業種は、海運、倉庫運輸、医薬品、食料品、保険、卸売り、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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