【株式市場】日経平均は後場一時854円安となり9月22日以来の3万円割れ

◆日経平均は2万9544円29銭(639円67銭安)、TOPIXは2038.29ポイント(43.48ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し16億259万株

■新規上場の2銘柄はともに好発進

 9月29日(水)後場の東京株式市場は、日本航空<9201>(東1)やJR東海<9022>(東1)が一段ジリ高傾向となり、旅行・観光関連株が活況高を継続。一方、引き続き中国の電力不足や米半導体株安を受け東京エレク<8035>(東1)などはジリ安を継続。日経平均は14時にかけて590円安前後まで持ち直し、自民党総裁選の開票が始まると再び下げて854円48銭安(2万9329円16銭)と本日の安値をつけた。大引けは3日続落だが、先物の買い戻しが言われて下げ幅600円台まで持ち直した。

 後場は、エンビプロ・HD<5698>(東1)が子会社による新工場建設など好感されて一段高。日本金銭機<6418>(東1)は大阪のカジノIRの事業者が選定された上、中国がマカオのカジノを規制とされたため日本の施設に漁夫の利の期待とされ一段高。レオクラン<7681>(東2)は医療体制の拡充が次期政権の急務とされて一段と上げ一時ストップ高。トレードワークス<3997>(JQS)は東証の取引システム更改などへの期待が言われて急反発。

■2銘柄が新規上場

 29日新規上場のセーフィー<4375>(東マ)は午前10時10分過ぎに3350円(公開価格2430円の38%高)で初値がつき、3625円まで上げ、後場は大もみ合いとなり大引けは3350円。

 プロジェクトカンパニー<9246>(東マ)は午前10時3分に3500円(公開価格2650円の32%高)で初値をつけ、高値は後場寄り後の4195円、大引けは3950円。

 東証1部の出来高概算は増加し16億259万株(前引けは7億4613万株)、売買代金は3兆8557億円(同1兆8050億円)。1部上場2174銘柄のうち、値上がり銘柄数は336(前引けは213)銘柄、値下がり銘柄数は1768(同1899)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした指数は空運1業種のみ(前引けは空運、海運の2業種)にとどまった。(HC)

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