【株式市場】日経平均は朝方の46円高を上値に次第安、好決算株の目先売り目立つ

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万9593円61銭(200円76銭安)、TOPIXは2038.29ポイント(17.27ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億5748万株

 11月5日(金)前場の東京株式市場は、米NASDAQの連日最高値などを受け半導体関連株や電子部品株などが高かったが、円高を受け鉄鋼、海運などは軟調に推移。また、業績予想を増額修正したトヨタ自<7203>(東1)、住友商事<8053>(東1)が朝寄り直後を高値に軟化するなど、好決算の発表を利食い場とする目先資金が幅を効かせる印象も。日経平均は始値の46円36銭高(2万9840円73銭)を上値に軟化し、次第安となって前引け間際に214円80銭安(2万9579円57銭)まで下押し、前日比で反落模様となった。

 マネックスG<8698>(東1)が次第に急伸してストップ高となり、関連会社の米国上場に関する資金調達の発表など材料視。ゼリア新薬<4559>(東1)は自社株買いなどが好感されて活況高。マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)はエストニアの関連会社の事業拡大などが注目され再び急動意。夢展望<3185>(東マ)はライザップグループでの新展開への思惑などとされ一時急伸。

 新規上場のフォトシンス<4379>(東マ)は取引開始から9分後公開価格1500円を6%下回る1410円で初値をつけ、上値は1526円、下値は1387円、前引けは1449円。

 東証1部の出来高概算は6億5748万株、売買代金は1兆5628億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は422銘柄、値下がり銘柄数は1704銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、金属製品、鉱業、ゴム製品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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