【株式市場】日経平均は455円安、後場も上値重く3日続落、TOPIXは2日続落

◆日経平均は3万2775円82銭(455円45銭安)、TOPIXは2342.69ポイント(19.96ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億4935万株

 12月5日(火)後場の東京株式市場は、引き続き半導体関連株が総じて軟調なままで、自動車、鉄鋼、大手商社株なども冴えない展開となった。一方、味の素<2802>(東証プライム)やキユーピー<2809>(東証プライム)が一段と強含み、生活防衛関連株が人気の見方も。JR西日本<9021>(東証プライム)や東武鉄道<9001>(東証プライム)など陸運株の一角も一段ジリ高。日経平均は前引けに続き下げ幅400円台で始まり、中盤に330円安まで持ち直したが大引けは押し戻される格好になり3日続落。TOPIXは2日続落となった。

 後場は、キッコーマン<2801>(東証プライム)も一段ジリ高となり物価高を受けた節約指向を投影の見方も。ミツバ<7280>(東証プライム)も一段ジリ高となり電動車向けの業態で成長性への期待再燃。タムロン<7740>(東証プライム)も一段高となり業績予想の増額を好感。ジーデップ・アドバンス<5885>(東証スタンダード)も一段高となり米エヌビディア製品に優れエヌビディア創業者が来日し日本企業との連携を表明したことなど好感。きょくとう<2300>(東証スタンダード)は「トコジラミ」関連株の一角で前後場とも終日気配値のままストップ高。WASHハウス<6537>(東証グロース)もストップ高。グラッドキューブ<9561>(東証グロース)は動画広告新サービスなど材料視され前場ストップ高で売買されたまま後場は大引けまで買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は13億4935万株(前引けは6億4123万株)、売買代金は3兆5833億円(同1兆7408億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は294(前引けは453)銘柄、値下がり銘柄数は1333(同1170)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは9業種)が値上がりし、陸運、ゴム製品、食料品、空運、水産農林、保険、電力ガス、海運、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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