【株式市場】日経平均は610円安だが鉄鋼、自動車、海運、保険は堅調

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8721円49銭(610円67銭安)、TOPIXは2010.93ポイント(28.34ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億7966万株

 1月6日(木)前場の東京株式市場は、NY株式の3指数大幅反落に加え、新型コロナの感染者数増加が気にされ、日経平均は大幅に反落。195円安で始まった後もほとんど一本調子に下げ幅を広げ、前引け間際に618円28銭安(2万8713円88銭)まで下押した。中で、日本製鉄<5401>(東1)やトヨタ自<7203>(東1)、NTT<9432>(東1)などは堅調。海運、保険なども高い。

 塩野義製薬<4507>(東1)が新型コロナ経口薬の開発経過発表など好感されて日経平均に逆行高となり、明治機械<6334>(東2)は引き続き大株主による臨時株主総会の招集要請が思惑視され2日連続ストップ高。川崎近海汽船<9179>(東2)はロシア産石炭の輸送を手掛けるためインドネシアの石炭輸出一時停止は「漁夫の利」とされ高値に接近。サイエンスアーツ<4412>(東マ)は「流通株式比率」の充足に期待再燃し10日ぶりに反発。プロルート丸光<8256>(JQS)は新型コロナ感染増勢を受け検査キットの拡大に期待とされ久々出直り。

 東証1部の出来高概算は5億7966万株、売買代金は1兆5213億円。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は230銘柄、値下がり銘柄数は1885銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、輸送用機器、海運、鉄鋼、保険、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■円安と生産コスト上昇が直撃、値上げ難で経営圧迫  ステーキ店の経営悪化が鮮明になっている。帝国デ…
  2. ■キュリティと利便性を両立、グローバル展開を視野に  TOPPANホールディングス<7911>(東…
  3. ■四つの戦略で推進、中突堤・京橋・新港突堤西の一体開発  兵庫県神戸市は2012年から進めてきたウ…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  2. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…
  3. ■トランプ相場圏外から「コメ」が主役へ!備蓄米争奪戦が炙り出す新テーマ株  今週の当コラムは、「ト…
  4. ■「備蓄米」争奪戦の裏で石破内閣の命運を握るコメ価格高騰  まさに「令和の米騒動」である。江戸時代…
  5. ■瞬速で織り込む相場:投資家が知るべき新常識  昨今のマーケットは、超スピード相場である。好材料に…
  6. ■株価防衛の鍵を握る自社株買い  自己株式取得は企業の株価を下支えする手段として注目されているが、…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る