【狙い場・買い場】関東電化工業はミニGC出現、今期2倍増益

狙い場・買い場

関東電化工業<4047>(東1)は、ミニゴールデンクロス(GC)を示現。連続最高益更新予想で割安感があり注目したい。

同社は、基礎化学品事業部門および鉄系事業部門の収益力強化とフッ素系製品の拡販に取り組むとともに、同社がこれまでに培ってきた技術を活用した高付加価値製品の開発とそのスピードアップに注力し、前2015年3月期は、基礎化学品事業部門が価格修正効果により増収となったことに加え、精密化学品事業部門のうち半導体・液晶用特殊ガス類が旺盛な需要に支えられて、最高益を更新。今後の収益改善をさらに確実なものにするため、基礎化学品事業、精密化学品事業および鉄系事業の収益力を強化するとともに、研究テーマの選択と集中等により、新規製品の開発・上市のスピードアップに注力している。

今16年3月期第2四半期業績予想は、売上高213億円(前年同期比18.1%増)、営業利益26億円(同2.0倍)、経常利益26億5000万円(同2.0倍)、純利益22億5000万円(同89.5%増)を見込む。第2四半期配当は3円を予定している。

通期業績予想は、売上高435億円(前期比13.4%増)、営業利益60億円(同29.7%増)、経常利益61億5000万円(同25.7%増)、純利益50億円(同10.3%増)と連続最高益更新を見込む。年間配当は6円復配を予定している。

株価は、5月22日に年初来の高値958円と買われた後、7月9日安値795円まで調整を挟んで上昇。週足では26週移動平均線、月足では9か月移動平均線がサポートしており中長期でもトレンドは崩れていない。同社は、世界トップクラスのフッ素ガス製造能力を保有しているが、市場拡大が見込まれるリチウムイオン二次電池の材料やEV等の車載向け、大型蓄電池向けに六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)の需要拡大が予想される。今期予想PER10倍台と割安感がある。8月11日に予定されている第1四半期決算決算の発表を前に押す場があれば注目されそうだ。

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