アイフリークモバイルが逆行高、メタバース事業領域への新たな取り組みに注目集まる

■市場規模24年に7833億ドル(同約90兆円)とみられ高成長期待

 アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は6月14日、大きく出直って始まり、取引開始後は9%高の160円(13円高)まで上げ、全体相場の大幅続落(日経平均は500円安)に逆行高となっている。13日付で、メタバース事業領域への新たな取り組みを発表し、注目が集まった。全体相場が冴えない中で注目度は高いようだ。

 13日付で、アーティストのためのXRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」の運営などを手掛ける株式会社PsychicVR Lab(東京都新宿区、以下Psychic VR Lab社)と、XR領域のアーティスト/クリエイターの発掘・育成支援を目的とした連携の開始を発表した。発表によると、「メタバース(仮想現実)事業」の市場規模は、2020年には4787億ドル(日本円で約55兆円)であったものが、24年には7833億ドル(同約90兆円)にまで拡大すると言われている。

 さらに、メタバースと現実世界とを組み合わせた新たな体験を表現する「XR領域」は、今後5Gの普及に伴い、日常生活の中で身近になり、エンターテインメント・プロモーションの分野をはじめ、様々な局面で活用され、市場が拡大していくことが期待されている。

 メタバースをはじめとするVRやAR・MR技術を包括する「XR領域」で活躍するアーティスト/クリエイターの創出は当社グループが取り組むべき重要な課題であるとの認識のもと、この連携を開始した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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