極洋が後場一段高、円安でホタテや北洋魚の輸出、北米でのエビ販売など伸び営業利益67%増加

■「鰹・鮪」は外食ルート回復を背景に力強い需要、国産養殖クロマグロも堅調

 極洋<1301>(東証プライム)は11月4日の後場、一段と強含んで始まり、午後の取引開始後は3800円(155円高)まで上げ、今年8月につけた2018年以来の高値3845円に迫っている。午前11時30分に第2四半期の連結決算を発表し、4~9月累計の営業利益は前年同期比66.8%増加などの大幅増益が好感されている。今3月期の予想は据え置いたが上振れ期待が出ている。

 第2四半期連結決算(2022年4~9月・累計)は、売上高が前年同期比8.4%増の2750億円となり、営業利益は同66.8%増の53.75億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同72.6%増の42.08億円となった。原材料価格の高騰や原油価格の高止まり、輸送費の上昇などがあったものの、水産商事セグメントでは業務用の需要回復、販売単価の上昇などが寄与し、海外では、円安の影響もあり、ホタテや北洋魚の輸出、北米でのエビの販売が伸長した。鰹・鮪セグメントでは、外食ルートの回復を背景とした力強い需要があり、計画を大幅に上回る利益を確保し、国産養殖クロマグロは安定供給で収益を確保した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る