【株式市場】日経平均は31円高、朝方は国内GDPなど受け軟調だったが回復、好決算銘柄など高い

◆日経平均は2万7994円68銭(31円21銭高)、TOPIXは1963.44ポイント(6.54ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億4599万株

 11月15日(火)前場の東京株式市場は、業績予想や配当予想の増額修正銘柄などに買いが集まり、自社株買いを発表した三井住友FG<8316>(東証プライム)、三菱UFJ・FG<8306>(東証プライム)が活況高となり、新田ゼラチン<4977>(東証プライム)は中盤からストップ高。「築地銀だこ」のホットランド<3196>(東証プライム)も活況高。14日に日経平均の足を大きく引っ張ったソフトバンクG<9984>(東証プライム)は反発し、海運株は自動車運搬船の運賃高騰など受け高い。日経平均は、朝発表の国内GDPや米中トップ会談で中国側が台湾を巡り強い姿勢を保ったとされたことなどを受け、23円安で始まったまま一進一退を続けたが、午前10時過ぎの60円20銭安(2万7903円27銭)を下値に持ち直し、前引けは小高くなった。

 KPPグループ(旧・国際紙パルプ商事)<9274>(東証プライム)画ストップ高となり大幅増益の四半期決算など買い材料視され、廉価理髪店のキュービーネットホールディングス<6571>(東証プライム)も四半期決算が好感され急伸。壽屋<7809>(東証スタンダード)、プロジェクトカンパニー<9246>(東証グロース)はストップ高。

 新規上場のベースフード<2936>(東証グロース)は、取引開始空18分後に710円で初値をつけ、午前10時30分にかけて824円まで上げ、前引けは763円。POPER<5134>(東証グロース)は10時53分に1110円(公開価格700円の59%高)で初値をつけ、1277円まで上げて前引けは1119円。

 東証プライム市場の出来高概算は6億4599万株、売買代金は1兆6908億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1112銘柄、値下がり銘柄数は640銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種が値上がりし、銀行、医薬品、鉄鋼、非鉄金属、その他製品、海運、パルプ紙、保険、卸売り、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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