タカラバイオが5日続伸、滑膜肉腫を対象疾患とする開発品の「承認申請に向けた準備」など好感

■大塚製薬との契約終了し先駆け審査指定などの申請者名を変更

 タカラバイオ<4974>(東証プライム)は1月24日、5日続伸基調となり、後場は13時を回って1750円(36円高)前後で推移。午前10時半頃につけた前場の高値1755円(41円高)に近い位置で強い相場を続けている。同時刻頃、開発品『NY-ESO1・siTCR(登録商標)遺伝子治療薬』(開発コード:TBI-1301、国際一般名:mipetresgene autoleucel、以下「本品」)について、先駆け審査指定制度の対象品目に指定されたことなどを発表し、買い優勢となっている。国内第1/2相臨床試験の結果をもとに、現在、承認申請に向けた準備を進めているとした。

 発表によると、『NY-ESO1・siTCR(登録商標)遺伝子治療薬』は、滑膜肉腫を対象疾患として国内で開発を進めている。18年3月に厚生労働省の定める先駆け審査指定制度の対象品目に指定され、その後19年2月に、同社から大塚ホールディングス<4578>(東証プライム)の大塚製薬に申請者を変更した。大塚製薬との契約終了(22年11月開示)に伴い、これら指定の申請者をタカラバイオに変更するため届出を行い、23年1月20日付で先駆け審査指定および希少疾病用再生医療等製品指定を承継した。現在、承認申請に向けた準備を進めている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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