【銘柄診断】Sharing Innovationsは一転した業績上方修正を手掛かりに決算発表に期待

銘柄診断

 Sharing Innovations<4178>(東証グロース)は、昨年12月27日につけた上場来安値940円からの底上げ幅を拡大させている。同社株は、今年1月19日に昨年11月14日に下方修正した2022年12月期業績を一転して上方修正しており、続く今2023年12月期業績への期待を高め今月2月14日に予定している決算発表を先取りして下げ過ぎ修正買いが再燃した。テクニカル的にも、今年に入っての持ち直しで5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、側面サポート材料視されている。

■クラウドインテグレーション事業の受注は昨年11月に単月として過去最高

 同社の目下集計中の前2022年12月期業績は、昨年11月18日に期初予想が下方修正され売り上げ51億2800万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億2500万円、純利益7500万円とされた。この修正業績に対して今年1月19日には逆に売り上げを3600万円、営業利益を3800万円、経常利益を3700万円、純利益を2100万円それぞれ引き上げ、売り上げ51億6500万円(前々期比15.3%増)、営業利益1億6000万円(同57.8%減)、経常利益1億6300万円(同57.5%減)、純利益1億円(同58.8%減)と見込み、売り上げは連続増収率を拡大させ、利益は減益転換率を縮小させる。昨年11月の下方修正は、クラウドインテグレーション事業の受注が想定を下回り、同事業で構造改革を実施し、新卒72名採用による費用増、セールスフォース社との関係性強化や品質向上への取り組み、執行役員2名入社などの負担増の業績寄与は、次期になるとしたことが要因となった。

 これに対して今年1月の上方修正は、クラウドインテグレーション事業の受注が、昨年11月に単月として過去最高となり、同事業の売り上げも前回の保守的な予想の11億1700万円から11億2400万円へ上ぶれなど悪化せず、システムソリューション事業でも大型案件の売り上げが増加したことなどが要因となった。続く今2023年12月期業績の動向については、2月14日予定の決算発表時の業績ガイダンスを待たなければならないが、同社の新規人材の早期戦力化には定評があることなどからV字回復も有望となる。東洋経済会社四季報最新号では、2023年12月期純利益を2億6000万円と2期ぶりの過去最高(2億4300万円、2021年12月期)更新と観測しており注目される。

■ミニGC示現で上昇トレンド転換を示唆しまず急落前の1800円台目標

 株価は、2ケタ増収増益を達成した第1四半期・第2四半期業績発表時は2000円大台をキープしたが、昨年11月の業績下方修正はネガティブ・サプライズとなってストップ安し上場来安値940円まで突っ込んだ。同安値からは売られ過ぎ修正に一転した上方修正が加わって1127円まで底上げ、5日線が25日線を上抜くミニGCを示現し上昇トレンド転換を示唆している。一段の底上げでまず急落前の1800円台への回復に進もう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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