【株式市場】日経平均は100円安、後場寄り後に一段軟化したが鉄鋼株など強く次第に持ち直す

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7501円86銭(100円91銭安)、TOPIXは1987.74ポイント(5.35ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億8791万株

 2月15日(水)後場の東京株式市場は、前場上げた鉄鋼株や海運株が引き続き上げ幅を保って推移し、日本製鉄<5401>(東証プライム)は4日続けて昨年来の高値を更新。中国経済の再活性化や配当妙味、トルコの地震災害拡大による需要期待などが言われ、住友大阪セメント<5232>(東証プライム)などは防衛施設の堅固化や弾薬庫増設方針などを受け一段ジリ高。みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株は次期日銀総裁への思惑などから前場に高値を更新した水準で強もみあい。日経平均は後場寄り後に一段軟化して158円64銭安(2万7444円13銭)をつけたが、その後は持ち直し傾向となり、大引けは100円安で前日比反落となった。

 後場は、四半期決算が好調だった日本郵政<6178>(東証プライム)が一段ジリ高となり、ルノーと対等な立場になる日産自<7201>(東証プライム)も一段ジリ高。タカキタ<6325>(東証スタンダード)は創業110周年記念配当が好感され発表後急伸。スイミングスクールのジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)は四半期大幅増益などで一段ジリ高。ファンペップ<4881>(東証グロース)は抗体ペプチド製剤に関する発表が好感され朝から大引けまで終日買い気配のままストップ高。CS-C<9258>(東証グロース)は第1四半期決算など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億8791万株(前引けは6億1673万株)、売買代金は2兆7304億円(同1兆4262億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は624(前引けは603)銘柄、値下がり銘柄数は1127(同1147)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、鉄鋼、銀行、ガラス土石、非鉄金属、海運、証券商品先物、水産・農林、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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