【株式市場】日経平均は317円高、3日続伸し1990年以来の高値を終値で5日ぶりに更新

◆日経平均は3万1233円54銭(317円23銭高)、TOPIXは2160.65ポイント(14.81ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億9414万株

 5月29日(月)後場の東京株式市場は、前場軒並み最高値に進んだ大手商社株が高値もみ合いに転じ、同じく半導体関連株も一部は軟化など、上げ一服・小休止の様子となった一方、第一生命HD<8750>(東証プライム)やメガバンクは一段ジリ高となり、三菱重工<7011>(東証プライム)も一段ジリ高となり、交互循環物色をうかがわせる展開となった。日経平均は433円高で始まり、13時前に247円高の3万1164円前後までダレ模様になったが、大引けは持ち直して3日続伸。1990年以来の高値を4日ぶりに更新。終値では1990年以来の高値を5日ぶりに更新した。

 ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)が一段ジリ高となり、出資先のアーム社(英)の新技術など好感。リソー教育<4714>(東証プライム)は5月締めの第1四半期好調とされて急反発。ペプチドリーム<4587>(東証プライム)は放射性医薬品への期待などで後場もジリ高となり出直り拡大。エクサウィザーズ<4259>(東証グロース)は企業情報検索エンジンにChatGPTを応用した新機能などに注目集まり一段と出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は11億9414万株(前引けは6億325万株)、売買代金は3兆5096億円(同1兆7637億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1135(同1423)銘柄、値下がり銘柄数は603(333)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは32業種)が値上がりし、海運、卸売り、銀行、保険、鉱業、などが高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る