リプロセルは一時15%高まで上げ年初来の高値をうかがう、AI個別化医療プラットフォームを好感

■ビッグデータの分析を簡素化・高速化する『Pharmacology-AI』

 リプロセル<4978>(東証グロース)は6月2日、再び急激に出直り、15%高の321円(41円高)まで上げた後も300円前後で売買されて堅調に推移し、年初来の高値329円(5月23日)をうかがう相場となっている。1日の15時、AIを活用した個別化医療プラットフォーム『Pharmacology-AI』を用いた新規ビジネスの開始を発表し、期待が強まった。

 発表によると、『Pharmacology-AI』は、個別化医療や医薬品開発に関するビッグデータの分析を簡素化・高速化する機械学習プラットフォームで、薬物反応や臨床結果に影響を与える個人差を特定するのに役立つ。従来のビッグデータ解析は、非常に時間がかかる上、専門知識を必要とするものだったが、『Pharmacology-AI』を活用することにより、より容易に個別化医療にかかわるデータ解析が可能になる。

 また、製薬会社は、新薬の効果が期待できる患者層を医薬品開発の初期段階で特定することができるため、より低コストかつ成功確度の高い臨床試験の設計が可能となる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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