クレスコが資本出資するインド法人「コグナビインディア社」がサイニングセレモニー(調印式)を開催、インドのマスメディア関係者が多数参加

■インドのAI就活支援ツールに出資

 クレスコ<4674>(東証プライム)、フォーラムエンジニアリング(FE社)と、SRM Global Consulting Private Limited(インドの大手私立大学SRM Institute of Science and Technologyを傘下に持つSRMグループの事業機関=SRM Global社)と、FE社のインド法人であるCognavi India Private Limited(コグナビインディア社)は14日、2023年7月12日にインドのチェンナイにてサイニングセレモニー(調印式)を開催したと発表。

 同社、FE社、SRM Global社およびコグナビインディア社の4社間では、コグナビインディア社への資本出資を目的とした株主間契約および株式引受契約を2023年3月30日に締結している。

 同セレモニーは、在チェンナイ日本国総領事をはじめとする多数の来賓や現地メディアを迎え、チェンナイのホテルTaj Coromandel(タージコロマンデル)で行われた。コグナビインディア社のマネージングディレクターVarun Modgill氏が、同社でAI(人工知能)を駆使して自社開発したジョブポータルサイト「Cognavi」のプレゼンテーションとデモンストレーションを行った。さらに、同社の冨永、SRM Global社のDr.P.Sathyanarayanan代表およびFE社の佐藤社長が「Cognavi」やコグナビインディア社の今後の発展に対する熱い想いをそれぞれのスピーチの中で唱えた。最後に、在チェンナイ日本国総領事の夛賀政幸氏より挨拶をいただいた。

 同セレモニーには約200名が参加し、50名以上の報道関係者が会場に詰め掛け、インド国内メディアからの強い関心が窺えた。

■代表からのコメント(順不同 要旨)

・コグナビインディア社 マネージングディレクターVarun Modgill氏
 インド初のAIによる就活生と企業のマッチングシステム『Cognavi』によって、インドの学生の就職活動は大幅に変わるだろう。企業の採用担当者にとっても、ゲームチェンジになる。スキルのある学生に効率よく出会える、とてもパワフルなツールが登場することになる。

・SRM Global社 Dr.P.Sathyanarayanan代表
 AIを用いた学生の就活支援ツール『Cognavi』の登場や、コグナビインディア社の今後の取り組みに大きな可能性を感じている。インドで求人企業と求職学生をAIテクノロジーでつなぐことは、インドの発展に必ず貢献することになる。

・FE社 佐藤社長
 インドは10年後にはアメリカや日本を抜くメーカー大国になると考え、インド進出を決断した。人材ビジネスはその国の産業を支える根幹ビジネス。まさにインドの産業を支える社会インフラになることを目指す。日本の技術をそのまま持ってきたのではなく、インドのエンジニアが新たに開発した進化版としてインド市場に挑戦したい。

・在チェンナイ日本国総領事館
 夛賀総領事この素晴らしいリクルートメントシステムがインドの学生の就活を支援することを喜ばしく感じている。このシステムはインドのすべての就活学生にとって大きなベネフィットをもたらすだろう。

・クレスコ 冨永氏
 クレスコはラテン語で成長するという意味。創業当時から世界に挑戦して成長し続けることをテーマに掲げていた。今回のインドへの投資によって、まさに世界に挑戦できる。インドの若者たちの就活を支援するというフォーラムエンジニアリングの取り組みに感銘を受け、今回の出資に至った。インドは世界最大規模のエンジニア創出地域であり、インドの『Make in India』政策によっても急速に産業が発展すると期待されている。このような魅力のあるインド市場にクレスコが貢献できる機会として大変光栄に感じている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る