【株式市場】前場の日経平均は549円高、週末の米中関税交渉に期待強く円安も好感

◆日経平均は3万7478円58銭(549円95銭高)、TOPIXは2738.00ポイント(39.28ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億8322万株

 5月9日(金)前場の東京株式市場は、今週末に予定される米中関税交渉への期待や円安進行などが好感され、日経平均は403円高で始まった後も強い値動きを続け、前引けにかけて552円高(3万7481円)まで上げた。3万7000円台は今年3月28日以来。半導体関連株が一部を除いて高く、三菱重工<7011>(東証プライム)などの重工株、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も高い。一方、ニデック<6594>(東証プライム)がM&Aを撤回と伝わった牧野フ<6135>(東証プライム)は16.8%安。

 味の素<2802>(東証プライム)が上場来高値に迫り、決算発表でトランプ関税の直接的な影響は軽微としたことなど好感。イビデン<4062>(東証プライム)は17%高と急伸しトランプ関税を織り込んだ業績予想など好感。三井倉庫HD<9302>(東証プライム)が急伸し投資ファンドの3Dインベストが大量保有とされ思惑含みに。インターメステック<262A>(東証プライム)は四半期決算など好感されストップ高。木徳神糧<2700>(東証スタンダード)は第1四半期の大幅増益決算と株式5分割など好感されストップ高買い気配のまま値つかず。CRI・ミドル<3698>(東証グロース)も急伸し大幅増益の中間決算など好感。リアルゲイト<5532>(東証グロース)は一段高となり都心部のオフィス賃料上昇など材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は11億8322万株、売買代金は2兆6637億円。東証プライム1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は1386銘柄、値下がりは212銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、倉庫運輸、銀行、情報通信、保険、繊維製品、石油石炭、化学、証券商品先物、金属製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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