ニトリホールディングスはアジア出店を加速、タイに初出店し2023年8月にセントラルワールド内にオープン

■アジア地域の最重要市場に初進出

 ニトリホールディングス<9843>(東証プライム)は、アジア地域への出店を加速すべく、タイの第1号店を、2023年8⽉にバンコクの中⼼地に所在する、国際的なランドマークである⼤型ショッピングモール、「centralwOrld(セントラルワールド)」内にオープンすると発表。

 ニトリグループは、「住まいの豊かさを世界の⼈々に提供する。」というロマン(志)、2032年3000店舗、売上⾼3兆円を達成するというビジョンを掲げている。

 著しい成⻑が⾒込まれるアジア地域は、ロマンとビジョンの実現に向けた最重要地域であり、出店の加速により、早期に店舗網の充実を図ることを最重点課題の⼀つとして位置付けている。とりわけ、タイはニトリグループとは縁の深い地である。タイの消費者の皆様に向けた事業は、この度の出店で始めることになるが、1999年には商社を設⽴し、ニトリグループの東南アジア地域のサプライチェーンマネジメントを担ってきた。

 また、主にペットボトル由来の原料を⽤い、その後の全⼯程を内製化している世界に類のないビジネスモデルにより、環境に配慮したカーペット・ラグを製造する⼯場(サイアムニトリ)も拠点を構えている。加えて、永らくニトリグループの商品の製造を担ってこられた多数のサプライヤー企業と強固で広範なネットワークを有している。店舗網の構築を進めるべく、今後5年間に、25店舗の出店を予定している。

 なお、2022年には、マレーシアとシンガポールへの初出店を含め、アジア地域の4つの国と地域に合計して37店舗の出店した。現在、⽇本に793店舗、アジア地域に137店舗、合計930店舗を有している。タイに加え、新たにベトナム、インドネシア、フィリピン、⾹港、韓国に初出店を計画している。2024年3⽉末までに既存の国と地域への出店と新規出店国を合わせて78店舗を新たに出店し、アジア地域合計206店舗となる予定である。また、2025年以降はロマンとビジョンの実現に向け、毎年平均300店舗の海外の出店を⾏っていく計画である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る