ソフトバンクGは売買交錯、アーム社の上場時価総額7.7兆円と伝わるが話題先行の様子

■「今回、やや低めの仮条件を示した」とされ様子見の姿勢も

 ソフトバンクG(ソフトバンクグループ)<9984>(東証プライム)は9月6日、6448円(22円高)で始まった後6397円(25円安)まで軟化し、売買交錯の始まりとなっている。同社が株式の大半を保有する世界的な半導体設計大手、英アーム社が5日、「米ナスダック市場への上場に向けて詳細を公表し(中略)想定される時価総額は最大520億ドル(約7.7兆円)で、2023年で最大の新規株式公開(IPO)となる」(日経電子版9月6日朝5:24)と伝えられ、注目を集めているが、買い材料というよりは話題先行となっているようだ。

 報道によると、「アームの上場時の時価総額は当初、600億ドルを超える水準で検討を進めていた。今回、やや低めの仮条件を示した」という。ソフトバンクGはアームの株式を75%保有していたが、上場に向けて傘下のビジョン・ファンドが保有する株式を買い取り、アーム社の上場後はソフトバンクGが90%前後保有することになるという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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