稲葉製作所は下げて始まったが持ち直す、特別配当、自己株式の消却など好感

銘柄

■消却株数は90万株(消却前の発行済株式総数の5.0%)

 稲葉製作所<3421>(東証スタンダード)は9月14日、5%安(80円安の1512円)で始まった後持ち直し、午前11時にかけては3%安(50円安の1542円)と出直りを強めている。物置の大手で、13日の15時に7月決算と特別配当、自己株式の消却を発表し、好感されている。同時に名物会長・稲葉明氏の代表権のない会長への就任(10月20日付)も発表、時代の流れを感じさせたようで、これが株価軟調の原因ではないかとの見方も出ている。

 特別配当は1株につき10円の予定とし、前7月期末(2023年7月期末)のため過ぎ去った期の配当になるが、普通配当と合わせ23円の予定(前期比10円の増配)とした。従来予想比でも10円増になる。消却する株式の総数は90万株(消却前の発行済株式総数に対する割合5.0%)、消却予定日は23年10月31日。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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