KeyHolder、トレードワークス、BEAMINGの3社が新たなファン組成に向けた「ファンダム」企画の検証に向けた業務提携契約を締結

■アーティストとファンの一体感を高める韓国式ファンダムを国内に導入へ

 エンターテインメント事業を展開するKeyHolder<4712>(東証スタンダード)は17日、金融システム及びWeb3・セキュリティ事業を展開するトレードワークス<3997>(東証スタンダード)と、ファンダムの組成・運営を手掛けるBEAMINGとの間で、新たなファン組成に向けた「ファンダム」企画の検証に向けた業務提携契約を締結したことを発表した。

 ファンダムとは、アーティストやIPなどに関して、所属事務所が定めるルールのもとで、ファンが自らの発案によって応援グッズや告知物の制作など、“自主的且つ組織的”に活動するファン集団であり、「主客一体」でアーティストを盛り上げることを目的とする。近年では、韓国のエンタメ業界において、ファンが自主的に広告物や告知物を制作し、街頭広告を一斉にジャック(掲示)したことが話題を呼び、結果としてアーティストの知名度拡大に寄与するなどの活動が行われている。

 KeyHolderは、今後のエンターテインメント業界の更なる発展と盛り上げに働くとの考えから、この度の契約締結へと至った。今後はIPマネジメント(同社)、強固なシステム開発(トレードワークス)、ファンダムマネジメント(BEAMING)、各社それぞれの強みを活かしながら、今回の連携を将来に向けて、より一層強化していく。

 具体的な提携内容は以下の通りである。(1)提携内容1「アーティスト選出とそのIPの提供」同社グループがマネジメントを行うアーティストの選出およびファンダム利用を許諾する当該アーティストのIP提供。(2)提携内容2「ファンダムシステムの開発及び保守運用」トレードワークスが有する金融取引システム開発の技術力に裏付けされたデジタルコマース関連の企画、プラットフォーム開発を活用した、ファンダムシステムの検討と開発。(3)提携内容3「ファンダムの組成と運用に向けた体制構築」BEAMINGが有するファンダムの組成と運用ノウハウを活用し、ファンダムの段階的な立ち上げに向けた運用及び組織体制の構築。

 同件取り組みは、国内においては依然としてファンダムの範例は少なく、今後は段階的な組成に向けて、対象とするアーティスト及びIPの選定ならびに、具体的な企画内容及び運用方法そして運用における体制作りなどについて、引き続き3社間で協議を進めた上で、順次お知らせする予定である。同件取り組みは、国内ファンダムのロールモデルとなり得る可能性を有しており、今後の総合エンターテインメント事業における事業規模の拡大ならびに、企業価値の向上に資する取り組みであると考えているとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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