伊藤園とキングジムが茶殻紙を使った紙製ホルダーを発売

■お茶の香りと情報保護効果を兼ね備えた環境にやさしいオフィス用品

 伊藤園<2593>(東証プライム)とキングジム<7962>(東証プライム)は14日、日本茶飲料の製造過程で排出される茶殻をアップサイクルした紙製ホルダーを共同開発したと発表。茶殻紙は、紙原料の使用量を削減するとともに、ほのかなお茶の香りと情報保護効果を持つ素材。2023年12月8日からキングジムから新発売される。

 茶殻紙は、伊藤園の独自技術「茶殻リサイクルシステム」により生産されている。このシステムは、2000年から茶殻などの飲料残渣を工業製品などに有効利用する研究開発を推進しており、約100種類の茶殻リサイクル製品を開発している。伊藤園は、「お茶をお客様の身近な製品へ活用する」というコンセプトのもと、茶殻をアップサイクルした身近な茶配合製品の研究開発に積極的に取り組んでいる。

 紙製ホルダーは、A4サイズの「紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)」と「二つ折り紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)」の2種類がある。どちらも内側に茶葉のデザインをプリントしており、二つ折りタイプには名刺用スリットが付いている。パッケージにも茶殻紙を使用しており、製品全体に茶殻紙を活用している。キングジムは、この開発を機に「choose green!」という環境に配慮した商品づくりの新しい取組みを始めた。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る