【株式市場】前場の日経平均は49円安、半導体株は堅調だが円高を受け自動車株など軟調

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万3338円29銭(49円74銭安)、TOPIXは2364.19ポイント(8.41ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億7074万株

 11月21日(火)前場の東京株式市場は、円相場が1ドル147円台に戻る円高となり自動車株や機械、重工、大手商社株などが軟調となった半面、半導体関連株は米NASDAQの5日続伸などを受けて堅調で、レーザーテック<6920>(東証プライム)は取引開始後に年初来の高値を更新。川崎汽船<9107>(東証プライム)は中東での船舶拿捕事件を受けた運賃上昇期待に加え石油資源開発<1662>(東証プライム)などとの連合で行うマレーシアのCO2回収・貯留事業が材料視され活況高。円高を受けて王子HD<3861>(東証プライム)やニトリHD<9843>(東証プライム)も高い。日経平均は取引開始直後に72円29銭高(3万3460円32銭)まで上げたが、ほどなく値を消して中盤は133円30銭安(3万3254円73銭)まで軟化。午前11時過ぎに一時小高くなったが前引けは小幅安となった。

 大崎電気工業<6644>(東証プライム)が大きく出直り、電力向けスマートメーターの更新需要への期待に証券会社による妥当値段の引き上げを好感。シャープ<6753>(東証プライム)は来年に新中期計画を発表との幹部発言報道などを受け高値を更新。JVCケンウッド<6632>(東証プライム)は業績上振れ期待に加え12月末まで実施中の自社株買い協力との見方で一段高。スノーピーク<7816>(東証プライム)は円高が追い風とされ出直り急。ホテルニューグランド<9720>(東証スタンダード)は11月決算に上振れ期待強まるとされ一段高。ティアンドエス<4055>(東証グロース)は「JAXAとの取引決定」発表など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億7074万株、売買代金は1兆7639億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は902銘柄、値下がり銘柄数は692銘柄。

 東証33業種別指数は14業種が値上がりし、海運、パルプ紙、空運、サービス、電気機器、鉱業、陸運、情報通信、その他製品、資産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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