JAPEXはマレーシアでのCO2回収・貯留事業など期待され出直り強める

材料でみる株価

■日揮HD、川崎汽船と3社でペトロナスと合意、5年後の開始めざす

 JAPEX(石油資源開発)<1662>(東証プライム)は11月21日、続伸基調となって出直りを強め、5760円(170円高)まで上げた後も午前11時にかけて5700円前後で売買され、今年9月につけた2008年以来の高値6000円に向けて上値を指向している。20日付で、マレーシア国営エネルギー会社ペトロナス(Petroliam Nasional Berhad)グループとCO2の回収・貯留に関する事業化に向けた検討を開始すると合意し発表し、買い材料視されている。また、中東での船舶拿捕を受け、原油・天然ガス高を想定して注目する様子もある。

 同社は、10月にCO2の回収・貯留で米ワイオミング州南西部の鉱区を保有するBSO社への資本参加を発表している。このたびの発表によると、ペトロナスグループとの基本合意は、日揮ホールディングス<1963>(東証プライム)、川崎汽船<9107>(東証プライム)の3社で基本契約を2023年9月22日に締結した。ペトロナスとJAPEXが22年1月に開始した調査を踏まえ、同国の海域において特定された枯渇油ガス田群および付帯する塩水帯水層を貯留対象とすることが、CO2圧入の実効性、早期の事業実現可能性を極大化すると判断し、本検討の実施に合意した。海底下への圧入・貯留を2028年末に開始することを目指す。必要な設備の仕様や費用の積算、事業スキームなどの詳細な検討を進めていく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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