ペプチドリームは連日出直って始まる、国立がん研究センターとの新薬実用化研究に期待続く

■放射性医薬品に期待、10月下旬を下値に持ち直し傾向

 ペプチドリーム<4587>(東証プライム)は11月30日、3日続伸基調で始まり、取引開始後は4%高の1263.0円(48.5円高)まで上げ、下値圏から出直りを続けている。27日に「国立がん研究センターとCarbonic Anhydrase IX(CAIX)を標的とするがん放射性医薬品の早期実用化に向けた臨床研究等の取り組みを開始」と発表し、以後連日出直っている。今12月期は各利益とも減益を見込むが、株価は10月下旬の1037円を下値に持ち直し傾向となっており、織り込み済みとなっている。

 発表によると、本取り組みでは、国立がん研究センター先端医療開発センターで培われた放射性核種の製造技術や画像診断技術と、当社のペプチドおよび放射性医薬品の開発ケイパビリティを融合し、CAIXを標的としカッパー64(64Cu)で標識した放射性医薬品(64Cu-PD-32766)を用いた固形がんのPETイメージングを行うファースト・イン・ヒューマン試験を2024年に実施する予定、とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る