日本調剤、ドローンとロボットで医薬品を配送する実証実験に参加

■都市部におけるドローン等宅配サービスの実現を目指す

 日本調剤<3341>(東証プライム)は12月7日、国土交通省の補助事業の一環として、千葉市で行われるドローンと地上配送ロボットが連携して医薬品をマンション個宅まで届ける実証実験に協力すると発表した。この実証実験は、都市部におけるドローン等を活用した宅配サービスの実現を目指すもので、千葉市のドローン宅配構想の一環となっている。日本調剤は、本実証実験を通じて、地域医療への貢献と、オンライン医療の推進と新規ビジネスの創出を図るとしている。

 実証実験は、2023年12月20日に報道機関向けに公開される予定で、幕張ベイパーククロスタワー&レジデンスと若葉3丁目公園を実証場所としている。ドローンは、東京湾上空を飛行し、マンション付近まで荷物を運ぶ。その後、ドローンポートを介して地上配送ロボットに荷物を受け渡し、エレベーターを使ってマンション個宅の玄関前まで配送する。配送物は、解熱剤や咳止め・痰切り混合剤などの医薬品である。

 実証実験の実施主体は、株式会社ダイヤサービスで、千葉市やSBS即配サポート株式会社などが共同事業者として参加している。協力事業者として、日本調剤のほか、三井不動産レジデンシャルサービス株式会社やブルーイノベーション株式会社などが名を連ねている。この実証実験は、国土交通省の「無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業」の一つで、過疎地域等における課題解決を目的とした先導的な事業である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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