三井住友FGがジワリ出直る、国内金利の上昇観測が再燃、大手銀行株はそろって堅調

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■日銀総裁の国会答弁など受け国内長期金利0.08%に乗る

 三井住友FG(三井住友フィナンシャルグループ)<8316>(東証プライム)は12月8日、続伸基調で始まり、7368円(140円高)まで上げて4日ぶりに7300円台を回復し、ジワリと出直る相場になっている。日銀総裁の7日の国会答弁などを受けて国内金利の上昇観測が再燃し、銀行株にとっては追い風になるため注目が再燃した。また、PBR(株価純資産倍率)は0.7倍台のため、東証の要請によるPBR向上への取組にも期待が続いている。大手銀行株はそろって堅調。

 植田日銀総裁は7日午前、参院財政金融委員会に出席し、「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」などと答弁したとされた。また、同日夕方には首相との会談が伝えられた。これを受けて日本の金利上昇観測が再燃し、米国では為替が一時ドル141円台の円高となり、翌8日の国内長期金利は再び0.08%台に乗っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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