【株式市場】日経平均は211円安、後場は日銀待ちで様子見だが次第に持ち直す

◆日経平均は3万2758円98銭(211円57銭安)、TOPIXは2316.86ポイント(15.42ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億7310万株

 12月18日(月)後場の東京株式市場は、前場軟調だった自動車株や大手商社株が次第に持ち直し、トヨタ<7203>(東証プライム)は13時過ぎから小高くなって大引けまで堅調で、住友商<8053>(東証プライム)は大引けにかけて一時前日比変わらずまで回復。日銀の政策会合が開かれ、みずほFG<8411>(東証プライム)も次第に持ち直すなど大手銀行株も底上げ。大王紙<3880>(東証プライム)は14時半過ぎに本日の高値。日経平均は前引けを小幅上回って始まり、次第に値を戻しながら下げ幅を縮め、大引けは反落だが前取引日の284円安より小さい下げ幅にとどまった。

 後場は、Link-U<4446>(東証プライム)が前場の高値面で頑強にもみあい第1四半期の大幅増益など好感され東証プライムの値上がり率1位。日本郵政<6178>(東証プライム)は13時過ぎまで一段高となり郵便料金の値上げ報道を材料視。ホリイフードサービス<3077>(東証スタンダード)は中盤から再び上値を試し親会社が保有する株式の行方に思惑再燃の見方。昭栄薬品<3537>(東証スタンダード)は株主優待の導入が好感され大引けまで気配値のままストップ高。大和自動車交通<9082>(東証スタンダード)は中盤にかけて一段と上げ「ライドシェア」来年前半にも開始との一部報道など材料視。イメージ・マジック<7793>(東証グロース)は業績予想の大幅増額が好感され大引けまで気配値のままストップ高。インフォネット<4444>(東証グロース)は一段と上げ最新のAIライティングサービス開始を好感。

 18日新規上場の雨風太陽<5616>(東証グロース)は買い気配で始まり、取引開始から40分を過ぎた午前9時42分に1320円(公開価格1044円の26%高)で初値をつけ、高値は前場の1326円。後場は売買交錯に転じ大引けは1122円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は15億7310万株(前引けは7億8167万株)、売買代金は3兆6258億円(同1兆8060億円)。プライム上場1661銘柄のうち、値上がり銘柄数は437(前引けは184)銘柄、値下がり銘柄数は1179(同1456)銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種(前引けは海運1業種)にとどまり、海運、パルプ紙、輸送用機器、精密機器、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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