【株式市場】前場の日経平均は31円安、半導体株など高安混在で271円高から83円安まで高下

◆日経平均は3万8438円64銭(31円74銭安)、TOPIXは2634.19ポイント(5.50ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億2080万株

 2月20日(火)前場の東京株式市場は、NY株式が休場だったため半導体関連株や自動車株が高安混在となり、大手商社も総じて軟調に推移した。一方、日東紡<3110>(東証プライム)はデータセンター向け拡大などで証券会社の目標株価の引き上げが伝えられ活況高、三菱重<7011>(東証プライム)はロケットビジネスへの期待や放電精密<6469>(東証スタンダード)との提携などで連日高値。商船三井<9104>(東証プライム)などの海運大手は中東海域の混乱や高配当妙味などで高い。日経平均は朝寄り後に一時小安くなった後ソフトバンクG<9984>(東証プライム)の上げなどを受けて一気に切り返し、午前10時半頃に271円95銭高(3万8742円33銭)まで上げたが、午前11時には83円38銭安(3万8387円ちょうど)まで軟化し、前引けも小幅安となった。

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)が2日ぶりに高値を更新し米マイクロソフトのAIサーバー投資報道など材料に再び活況高。建設技術研究所<9621>(東証プライム)は国土強靭化予算を巡る期待などで再び上値を指向。ノバシステム<5257>(東証スタンダード)は19日の決算説明資料公開を受けて注目が強まったとされ急伸ストップ高。BBDイニシアティブ<5259>(東証グロース)は四半期決算への評価再燃とされ再び急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は8億2080万株、売買代金は2兆3528億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は782銘柄、値下がり銘柄数は818銘柄。

 東証33業種別指数は10業種が値上がりし、海運、機械、医薬品、情報通信、非鉄金属、不動産、電気機器、鉄鋼、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る