サマンサタバサジャパンLtdがストップ高買い気配、筆頭株主コナカと7月メドに経営統合へ

■8期連続純損失の見込み「さらに踏み込んだ連携を目指す」

 サマンサタバサジャパンLtd(サマンサタバサジャパンリミテッド)<7829>(東証グロース)は2月21日、気配値のままストップ高の125円(30円高、46%高)に達し、午前10時20分を過ぎても買い気配のまま、まだ始値がついていない。レディス向けバッグやジュエリーなどを扱い、20日の夕方、筆頭株主で紳士服チェーンのコナカ<7494>(東証スタンダード)との経営統合に向けた協議の開始を発表し、買い材料視されている。2024年7月をメドにコナカの完全子会社になる見込みとした。コナカの株価も値上がりしている。

 発表によると、サマンサタバサジャパンLtdは、新型コロナウイルス感染症の影響などにより厳しい経営環境に直面し、24年2月期の業績見通しは5期連続での営業損失、経常損失が見込まれ、親会社株主に帰属する当期純損失は8期連続の見込みとなっている。

 また、サマンサタバサJ.Ltdは「合併等の実質的存続性喪失に係る猶予期間」に入っており、猶予期間内(2024年2月29日まで)に新規上場審査に準じた基準に適合しなければ、上場廃止のおそれがあり、株主などのステークホルダーにとっても猶予のない状況が迫っている。このため、さらに踏み込んだ内容の連携を目指すことが最善であるとの考えに至り、経営統合の検討を行うこととした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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