フィスコが急伸、資本準備金を0円とし繰越損失を全額解消、2か月半ぶりに100円台を回復

材料でみる株価

■その他資本剰余金に振り替え、財務改善への期待強まる

 フィスコ<3807>(東証グロース)は2月29日、急伸し、取引開始後に27%高の118円(25円高)まで上げた後も115円前後で売買活況となり、約2か月半ぶりに100円台を回復して大きく出直っている。28日の16時に「資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分」などを発表し、資本準備金を0円とすることなどを開示、財務改善への期待が高まっている。

 現在生じている利益剰余金の欠損を填補し、財務体質の健全化を図ることなどを目的に、現在の資本準備金の額704,849,241円(2023年12月31日現在)を全額減少し、資本準備金を0円とし、減少額をその他資本剰余金に振り替える。これにより、23年12月31日現在の繰越損失1,062,414,659円を全額解消する予定、とした。財務健全化に向けた次の一手、さらなる方策にも期待が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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