理研ビタミンとキッコーマンは朝高の後軟調、16年続いた資本業務提携を解消

■一定の効果を上げたことを機に両社で協議、環境の変化も踏まえる

 理研ビタミン<4526>(東証プライム)は2月29日、2590円(19円高)まで上げて2015年以来の高値を連日更新した後一進一退に転じ、前引けにかけては2550円(21円安)前後で売買交錯となっている。28日の17時、キッコーマン<2801>(東証プライム)との資本提携および業務提携の解消を発表し、キッコーマンが保有する理研ビタミン株式198万6800株(自己株式を除く発行済株式総数の6.05%)の全部を自己株式として取得するとし、朝方は買い先行となった。

 発表によると、両社は2008年から原料および包装資材の調達や物流などの面で協業を続けてきたが、このたび、本提携について一定の効果を上げたことを機に、両社で協議を行った結果、両社を取り巻く環境の変化も踏まえ、資本関係を解消することとした。理研ビタミンが保有するキッコーマンの株式71万8000株については、売却方法、時期など協議の上、将来的にすべて売却する予定とした。キッコーマンの株価も朝方の9873円(23円高)を上値に9736円(114円安)と軟調に推移している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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