【株式市場】日経平均は648円高、日米関税交渉の2度目の会合が意識され後場上値重いが大幅に反発

 4月23日(水)後場の東京株式市場は、日米関税交渉の2度目の会合が早ければ米国時間の24日にもとされ、コメの輸入が題材に挙げられれば政局不安定化の可能性との見方もあり、日経平均は大引けまで3万4900円(約680円高)をはさんで一進一退となった。中で、13時に決算を発表した大成建設<1801>(東証プライム)は急伸。自動車株の中ではトヨタ<7203>(東証プライム)が一段ジリ高となり、海運株では日本郵船<9101>(東証プライム)が、半導体株ではレーザーテック<6920>(東証プライム)が一段ジリ高など強い銘柄は少なくなかった。

 後場は、ジャフコ<8595>(東証プライム)が急伸し昼に発表した決算と増配、自社株買いなど好感。新日本空調<1952>(東証プライム)は11時発表の業績予想を受けて動意を強め、さらに一段高。ネクストウェア<4814>(東証スタンダード)は引き続き次世代ドローンセキュリティシステムなどに期待強く一段高。ザッパラス<3770>(東証スタンダード)は13時過ぎから急伸。グリーンモンスター<157A>(東証グロース)は高齢者向けのプラチナNISA対応システムに期待などとされ急動意。マクアケ<4479>(東証グロース)はストップ高となり業績予想の大幅増額を好感。

 東証プライム市場の出来高概算は18億1680万株(前引けは8億6202万株)、売買代金は4兆2914億円(同2兆953億円)。プライム上場1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は1347(前引けは1387)銘柄、値下がり銘柄数は244(同221)銘柄。

 東証33業種別指数は水産農林を除く32業種(前引けは全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、ゴム製品、保険、電気機器、精密機器機、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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