アステナHDが第2四半期の業績予想を大幅に上方修正、営業・経常利益は従来予想の17倍に見直す

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■高付加価値化による利益率向上や薬価再算定などで収益拡大

 アステナHD(アステナホールディングス)<8095>(東証プライム)は4月12日の午後、第1四半期連結決算(2023年12月~24年2月)を発表し、第2四半期累計の連結業績予想を大幅に上方修正した。

 第2四半期連結累計期間(23年12月~24年5月)の連結業績予想は、売上高については当初予算通りの見込みとしたが、利益面では、ファインケミカル事業において、重点顧客の受注拡大・高付加価値化による利益率の向上等の施策により、大幅に伸長する見込みとなった。医薬事業においては、薬価改定により、一部の製品が不採算品再算定、基礎的医薬品認定によって薬価が上昇したため、利益が伸長する見込みになった。また、販売費及び一般管理費のうち広告宣伝費等が当初予算を下回ることにより、利益面では前回予想値を上回る見込みとなった。

 こうした推移を受け、第2四半期連結累計期間の予想は、営業利益を24年1月に開示した前回予想の約17倍の6億円の見込みに見直し、経常利益も同約17倍の6億円の見込みに見直した。親会社株主に帰属する四半期純利益は3.45億円の黒字とし、当初予想の1.3億円の赤字見通しを黒字見通しに見直した。11月通期の予想については据え置き、下期の動向等を精査し、必要な場合は速やかに開示を行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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