ラクト・ジャパンは3年ぶりの高値に進む、第2四半期の業績予想を増額修正、通期予想にも期待膨らむ

■乳製品原料が内外で好調、原料チーズ価格の低下と価格改定効果も

 ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)は4月15日、飛び出すように上値を追う相場となり、13%高の2606円(296円高)まで上げて一気に2021年以来の2600円台に進み、その後も10%高前後で強い相場を続けている。前取引日の12日に発表した第1四半期の連結決算(2023年12月~24年2月)が前年同期比で経常利益50%増などと大幅な増益になり、第2四半期(累計)の連結業績予想の増額修正も発表、好感されている。

 第2四半期の連結業績予想(23年12月~24年5月・累計)は、国内事業での輸入乳製品原料、食肉関連商品の販売、アジア事業でのチーズの販売が順調に進んでいること、アジアでの乳原料販売の利益率が想定を上回ったこと、さらにチーズ製造販売で原料チーズ価格低下と販売価格の改定効果などがあること、などを要因として、24年1月に開示した従来予想に対し、売上高は3.9%、経常利益は12.5%、親会社株主に帰属する四半期純利益は14.0%上回る見込みに引き上げた。11月通期の予想については、不確定要素が含まれることなどを要因に、今回は据え置くとしたが、株式市場の受け止め方としては上振れ期待が強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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