オーネックスが後場一段高、核融合関連株として注目再燃、6年ぶり高値に急接近

■第2四半期は営業、経常赤字だが核融合関連の新需要に期待

 オーネックス<5987>(東証スタンダード)は4月23日の後場一段と出直りを強め、13時半にかけて9%高の1983円(163円高)まで上げて約2か月半前につけた2018年以来の高値1984円に急接近となっている。金属熱処理加工の大手で、「核融合、複数方式を支援へ、政府、まず5年で200億円」(日本経済新聞4月23日付朝刊)などを受けて注目を強める動きがあるようだ。

 2月に発表した2024年6月期・第2四半期連結決算は、主力取引先の自動車部品関連の受注はわずかに増加したものの、産業工作機械関連や農業機械関連などの受注は低調に推移し、前年度期比で売上高は10.5%ダウン、営業、経常利益は赤字だった。核融合にかかわる受注が出てくれば、こうした現状を打破する新たな需要につながる可能性があり、関連銘柄の一つとして注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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