日本航空電子が15%高、発行株数の24%規模の自己株消却など好感、株式価値の向上に期待

■24年3月期の連結決算は全体に減益だったが今期は増益を見込む

 日本航空電子工業<6807>(東証プライム)は4月25日、飛び出すように大きく出直って始まり、取引開始後は15%高の2690円(359円高)まで上げて約1か月ぶりに2600円台を回復している。24日の15時に3月決算と自己株式の消却を発表。消却株数を2200万株(消却前の発行済株式総数の23.83%)とし、実質的な株式価値が23.83%向上することになるため好感されている。消却日は2024年5月17日(予定)とした。

 2024年3月期の連結決算は営業利益が前期比17.9%減となり、親会社株主に帰属する当期純利益も同16.4%減だったが、今期・25年3月期の予想は営業利益を17.9%増、純利益を2.1%増とした。中期計画では、2025年度に過去最高売上・最高経常利益の達成などを目指している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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