25日上場のコージンバイオは2030円(公開価格の7%高)で初値の後12%高

株式市場 IPO 鐘

■組織培養事業、微生物事業、細胞加工事業の3つの事業を展開

 4月25日に新規上場となったコージンバイオ<177A>(東証グロース)は、取引開始から13分後に2030円(公開価格1900円の7%高)で初値をつけ、その後2134円(同12%高)まで上げて活発に売買されている。

 組織培養事業、微生物事業、細胞加工事業の3つの事業を展開し、細胞培養用培地、細菌検査用培地、細胞加工受託などを行う。グループ内で研究開発、製造、販売までをワンストップで対応することにより、医療と健康に貢献する最先端のバイオ製品・サービスを提供している。

 事業環境は、組織培養事業ではグローバルな再生医療やバイオ医薬品の市場拡大が追い風になり、微生物事業では医薬品や食品などの消費者によるモノの安全志向からの細菌検査需要の高まりがあり、細胞加工事業ではアジア圏を中心とするメディカルツーリズムによる日本の医療機関での細胞治療の実施などがある。設立は1981年4月。

 2024年3月期の業績見通し(連結、会社発表)は、売上高を47億24百万円(前期比0.4%減)、営業利益を5億37百万円(前期比57.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億89百万円(前期比65.2%減)としている。新型コロナウイルス抗原検査キットににかかわる棚卸資産について評価損を計上することとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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