【株式市場】前場の日経平均は641円安、家電大手の業績鈍化に加え日銀会合もあり様子見

◆日経平均は3万7818円11銭(641円97銭安)、TOPIXは2676.73ポイント(34.00ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億9020万株

 4月25日(木)前場の東京株式市場は、24日に四半期決算を発表したキヤノン<7751>(東証プライム)の減益やパナソニックHD<6752>(東証プライム)の減額修正を受けて企業業績に一抹の不安が漂ったとされ、日銀の金融政策決定会合が25、26日に開かれるため、全体に様子見の展開となった。中で、午前9時に四半期決算を発表したルネサスエレ<6723>(東証プライム)は大幅続伸、発行株数の24%規模の自己株消却も発表した日本航空電子<6807>(東証プライム)は急伸。日経平均は394円安で始まったあと次第安となり、午前11時前に737円97銭安(3万7722円11銭)まで下押し、前引けも下げ幅600円台で大幅反落模様となった。

 大真空<6962>(東証プライム)は業績予想の増額修正が好感されて大きく出直り、スマートバリュー<9417>(東証スタンダード)はストップ高の急伸となり、さくらインターネット<3778>(東証プライム)との提携を好感。セイヒョー<2872>(東証スタンダード)やムーンバット<8115>(東証スタンダード)はゴールデンウイークにかけて夏日到来の予報など材料視され動意活発。トランスジェニック<2342>(東証グロース)は業績予想の増額修正・黒字転換の見込みが好感され急伸。

 新規上場のコージンバイオ<177A>(東証グロース)は、取引開始から13分後に2030円(公開価格1900円の7%高)で初値をつけ、その後2165円(同14%高)まで上げ、前引けはも2152円と好スタートとなった。

 東証プライム市場の出来高概算は7億9020万株、売買代金は1兆9819億円。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は339銘柄、値下がり銘柄数は1268銘柄。

 東証33業種別指数は全業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■熱中症予防対策で家電メーカーや家電量販店も注目  今週の当コラムでは、「確トラ」と「もしハリス」…
  2. どう見るこの相場
    ■予想可能性相場は意外とロングランとなる可能性も  「一難去ってまた一難」である。前週7月第3週は…
  3. ■割安な6銘柄が33%上昇!今後も高騰期待株続々浮上  東証の集計によれば、2005年以降、今年7…
  4. ■サマーラリー目前!投資家は今こそ2年スパンで考えるべき  「株価は半年先を予測する」といわれる。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る