【株式市場】日経平均は831円安、日銀の対応を見極めたい雰囲気で見送りの中一段ジリ安

◆日経平均は3万7628円48銭(831円60銭安)、TOPIXは2663.53ポイント(47.20ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億9431万株

 4月25日(木)後場の東京株式市場は、円安が対ドルで34年ぶり、対ユーロで16年ぶりの水準とされ、日銀の金融政策会合(25、26日)での対応を見極めたい雰囲気があるようで、円安にもかかわらずホンダ<7267>(東証プライム)や日本郵船<9101>(東証プライム)などが一段ジリ安となった。半導体関連株も一段軟化してもみ合う銘柄が多かった。みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株もジリ安傾向。日経平均は683円安で始まり、ジリ安傾向のまま14時40分過ぎに855円85銭安(3万7604円23銭)まで下押し、大引けも831円安で大幅反落となった。

 後場は、NISSHA<7915>(東証プライム)が一段ジリ高となり今期黒字化見通しの好決算が評価し直される様子。14時半に3月決算を発表した杉本商事<9932>(東証プライム)は急動意。櫻護謨<5189>(東証スタンダード)は官公庁関連の受注急増などによる業績予想の増額修正が好感され朝から大引けまで気配値のままストップ高。トランスジェニック<2342>(東証グロース)は業績予想の増額修正・黒字転換の見込みが好感され急伸。ペルセウスプロテオミクス<4882>(東証グロース)は新薬候補のライセンス導出拡大に期待強いとされ一段高。

 25日新規上場となったコージンバイオ<177A>(東証グロース)は、取引開始から13分後に2030円(公開価格1900円の7%高)で初値をつけ、その後2165円(同14%高)まで上げ、後場2375円(同25%高)まで上げて大引けは2370円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は15億9431万株(前引けは7億9020万株)、売買代金は3兆9669億円(同1兆9819億円)。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は234(前引けは339)銘柄、値下がり銘柄数は1389(同1268)銘柄。

 東証33業種別指数は前引けに続き全業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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