【注目銘柄】イムラは新中期計画で「変革」と「イノベーション」加速、新工場建設も発表、選挙特需も期待

注目銘柄

■増益転換業績見直しに新工場建設がオンして下値抵抗力

 イムラ<3955>(東証スタンダード)は、前日1日に4円安の4円の1111円と小反落して引けた。日経平均株価が131円安、東証スタンダード市場指数が4ポイント安と反落し、連休を控えていることから3月15日に突っ込んだ年初来安値1001円からの底上げ途上にある同社株にも目先の利益を確定する売り物に押された。ただ25日移動平均線水準では下値抵抗力もみせており、今2025年1月期業績が、下方修正され減益転換して着地した前期業績に対して増益転換と予想され、続いて新工場建設も発表したことがフォローして割安として下げ過ぎ修正買いが交錯した。4月28日投開票の衆議院のトリプル補欠選挙で、自民党が不戦敗も含めてすべての議席獲得に3戦全敗したことで政局が流動化し、岸田文雄首相は否定しているものの連休明け後の後半国会を迎え依然として解散総選挙が観測されていることも選挙関連銘柄として潜在支援材料視されている。

■「紙Net製品」などの投入で圧倒的なコスト競争力を確立

 同社の今2025年1月期業績は、売り上げ210億円(前期比0.6%増)、営業利益14億5000万円(同11.1%増)、経常利益15億円(同6.6%増)、純利益10億円(同5.2%増)と増収増益転換が予想されている。前期業績が、戦略商品の軽包装材の売り上げ貢献が次期にずれ込み、コロナ禍終息で回復を期待したダイレクトメールなどの受託が低調に推移して減益転換で着地し、今期も、今年10月からの郵便料金値上げがアゲインストとなるが、今期から推進する新中期経営計画に基づき「変革」と「イノベーション(革新)」を加速させ、封筒領域で差別化製品の投入により既存製品の圧倒的なコスト競争力を確立することなどが寄与する。政局動向により解散総選挙となれば、選挙通知用封筒などの選挙特需が上乗せとなる可能性もある。

 一方、新工場は、新中期経営計画の「イノベーション」分野で成長戦略を支える新商品・サービスのテーマに、パッケイジ分野の差別化製品の電子商取引(EC)商品用の「紙Net製品」などの市場投入、生産体制の強化を掲げており、約56億円を投資して奈良県葛城市に建設するもので2024年9月に着工し、2025年12月に竣工を予定している。

■25日線固めが煮詰まりPER11台、PBR0.6倍の修正で年初来高値にキャッチアップ

 株価は、前期業績がコロナ関連の大口案件一巡で伸び悩み、四半期決算発表のたびに下ぶれ、今年2月の前期業績の下方修正では年初来安値1001円まで売られ以来、25日線水準の1000円台固めを続け、すでに3カ月と煮詰まり感を強めている。PERは11.1台、PBRは0.68倍と下げ過ぎを示唆しており、今年1月につけた年初来高値1283円へ向けキャッチアップしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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