ALSOKが急反発、最高益に迫る好決算と配当性向の拡大、自社株買いを好感

■配当性向は「30%目安」から「40~50%目安」に見直す

 ALSOK(綜合警備保障)<2331>(東証プライム)は5月15日、急反発となって上値を追い、一時12%高の949.6円(104.6円高)まで上げて約6か月ぶりに900円台を回復し、昨年来の高値953.6円(2023年9月7日)に迫っている。14日の午後に発表した2024年3月期の連結決算が全体に22年3月期の過去最高に迫る好決算となり、自己株式の取得(自社株買い)と利益還元の更なる充実、配当性向を30%から40~50%に見直すことなども発表。好感買いが殺到した。

 配当性向については、これまで30%を目安に安定配当を維持としていたが、株主への利益還元の更なる充実のため、配当性向を見直し、今後は配当性向40%から50%を目安に安定配当を目指すとした。25年3月期の年間配当は配当性向45%の1株24円80銭の予定(前期比1円10銭の増配)。

 自社株買いは、上限株数770万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合3.5%)、取得総額150億円で2024年5月15日から同年10月31日までの予定で行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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