【株式市場】日経平均は反落し132円安だがTOPIXは続伸、中国の経済指標一部好転など好感

◆日経平均は3万8787円38銭(132円88銭安)、TOPIXは2745.62ポイント(18.08ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億4255万株

 5月17日(金)後場の東京株式市場は、中国の4月の工業生産高が予想を上回る伸びになったとされ、鉄鋼株や自動車株などが一段強含んで始まり、機械株や大手商社株の一角も上げ、JFEホールディングス<5411>(東証プライム)や日本郵船<9101>(東証プライム)はほぼ高値引けとなった。日銀は利上げに慎重とされたが三井住友FG<8316>(東証プライム)は一段上げて始まるなど銀行株がしっかり。日経平均は下げ幅を縮め、取引開始後に前場の高値を超えて3万8842円49銭(77円77銭安)まで持ち直し、その後は一進一退となったが、昨16日の534円高からは小幅安にとどまった。

 後場は、プロレド・パートナーズ<7034>(東証プライム)が一段と出直り、有償契約の前に「投資フェーズ」を設ける新たなコンサル・サービス好調の見方などあるようで東証プライム銘柄の値上がり率1位。ジャムコ<7408>(東証プライム)も一段と上げ、3月決算の発表ラッシュが一巡した中で決算内容の良かった銘柄を選別し直す動きが広がってきたとされ今期の増益幅拡大など注目の様子。住石ホールディングス<1514>(東証スタンダード)は一段と上げてストップ高となり、引き続き筆頭株主・麻生(福岡県)との提携強化など材料視。ペッパーフードサービス<3053>(東証スタンダード)は一段と出直り円安鈍化なら食材コスト高も緩和とされ期待の様子。コパ・コーポレーション<7689>(東証グロース)は赤字縮小など好感だがその前に値動きが怪しいとかでストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億4255万株(前引けは9億2955万株)、売買代金は4超236億円(同2兆446億円)。プライム上場1650銘柄のうち、値上がり銘柄数は999(前引けは1003)銘柄、値下がり銘柄数は592(同596)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けも21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、電力ガス、輸送用機器、海運、鉄鋼、鉱業、石油石炭、証券商品先物、倉庫運輸、保険、陸運、小売り、ゴム製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  4. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  5. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  6. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る