DOWAホールディングスの反発目立つ、経産省が銅の権益確保やリサイクル推進とされ連想波及

■大手証券が目標株価を1800円引き上げたと伝えられ買い安心感

 DOWAホールディングス<5714>(東証プライム)は6月6日、反発相場となり、午前10時過ぎに5%高の5923円(303円高)まで上げて昨6日の5800円割れを1日で奪回している。直接的には、大和証券が目標株価を1800円引き上げて5300円に見直したと伝えられて買い安心感が舞い戻ったもよう。また、「経済産業省は(中略)銅の鉱山について日本の権益確保を急ぐ」(日本経済新聞6月6日付朝刊)と伝えられた中で、「銅鉱山への出資支援の強化とともに、使われなくなった家電などの電子ごみのリサイクルも推進する」(同)とされ、同社への注目を強める様子もある。

 2024年度は、製錬部門を中心に電力代が大幅に上昇するものの、国内の廃棄物処理・リサイクルの受注は堅調と予想し、海外ではインドネシア第2処分場の集荷拡大やタイ事業の強化により、収益力のさらなる上積みを図る方針。年間配当は23年5月公表の予想(1株当たり110円)を20円増配し同130円へと修正した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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