つくばエクスプレス線、2025年内にタッチ決済乗車サービスの実証実験開始

■クレジットカードやQRコードでスムーズに乗車可能に

 首都圏新都市鉄道、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東証プライム)グループの三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、オムロン<6645>(東証プライム)グループのオムロンソーシアルソリューションズ、QUADRACは、2025年内に三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したタッチ決済対応のカードやスマートフォンによる乗車サービス、およびQR乗車券による乗車サービスの実証実験をつくばエクスプレス線の一部駅にて開始すると発表。

 クレジットカードやデビットカード等のタッチ決済による乗車では、ICカードへのチャージやきっぷ購入が不要となり、手持ちのタッチ決済対応のカードやスマートフォン等で自動改札機へタッチするだけで、スムーズにご乗車できる。また、QR乗車券による乗車サービスの実証実験も一部駅で開始し、将来の磁気乗車券の在り方についても検証していく。

 タッチ決済による乗車サービスの実証実験は2025年内に開始予定で、つくばエクスプレス線の一部駅が対象となる。乗車方法は、手持ちのタッチ決済対応のカードやスマートフォン等を自動改札機の専用リーダーにタッチするだけ。対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯で、Mastercardは順次追加予定。

 QR乗車券による乗車サービスの実証実験も2025年内に開始され、つくばエクスプレス線の一部駅が対象となる。乗車方法は、券売機等で購入したQR乗車券を自動改札機の専用リーダーにかざすだけ。

 各社の役割としては、首都圏新都市鉄道が鉄道運行と設備整備、企画実施を担当。三井住友カードがプロジェクト統括、キャッシュレス決済導入支援、ステラプラットフォーム提供を行う。ビザ・ワールドワイド、JCBがタッチ決済ソリューション提供と認知活動を行う。オムロンソーシアルソリューションズがタッチ決済対応改札機の開発を担当し、QUADRACが交通事業者向け決済プラットフォームを提供する。

 タッチ決済は国際標準の非接触決済で、スピーディーかつ安全に支払いが完了する。決済プラットフォーム「stera transit」は三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューションで、キャッシュレス化に加え感染症対策やインバウンド環境整備など幅広い効果が期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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