常磐興産が後場ストップ高買い気配、米投資ファンド買収へ、「本日の取締役会に付議」

■「企業価値向上に向けて同投資ファンドと様々な検討」

 常磐興産<9675>(東証スタンダード)は9月9日の後場、買い気配で始まったままストップ高の1540円(300円高、24%高)まで上げ、後場は14時にかけてまだ値のつかない相場となっている。前引け頃に「米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループが(中略)常磐興産を買収することが9日、わかった」(日経電子版速報ユース)と伝えられ、常磐興産側は昼12時15分に東証IR開示で「本日の取締役会に付議する予定」などと発表。がぜん思惑含みの相場になった。

 常磐興産は「常磐ハワイ」で知られる温泉リゾート施設の運営などを行い、土地の含み益の大きい会社として位置付けられたことがある。IR開示では、「企業価値向上に向けてフォートレス・インベストメント・グループとの間で様々な検討を行っていますが、現時点で決定した事実はありません」などとし、企業価値向上に向けた取組みに期待が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る